現場で働くコーダーのためのCSS Grid + モダンコーディング
CSSには便利な機能が次々と追加されています。当たり前だと思っていた手法を見直すと、より便利かつ効率的にウェブ開発ができます。
たとえば、開発の現場で当たり前のように使われているFlexboxは、それまでのレイアウトの主体であったfloatにとって代わり、柔軟なボックスレイアウトを可能にしました。現在では行と列を使ったレイアウト手法の「CSS Grid」が開発の現場で広まりつつあります。CSS GridはFlexboxの弱点であった複数行レイアウトを簡潔なコードで実現可能にする便利な機能です。
また、Microsoft EdgeがChromiumベースで作り直されることもウェブ制作者とては見逃せない話題です。従来版に比べ、Chromium版のMicrosoft EdgeはCSSの新機能が多く搭載されるので、ウェブコンテンツの表現の幅が広がります。
本セッションでは、今後主流になるであろうCSS Gridを解説しつつ、Chromium版Edgeをはじめとした全モダンブラウザーで使えるCSSの新機能を、制作現場の開発者目線で紹介。
CSSの新しい機能を取り入れて便利に開発を進めたい人や、新しい知識を取り入れて自身の市場価値を高めたい人にオススメのセッションです。
鹿野 壮(かの・たけし)
株式会社ICS
インタラクションデザイナー
九州大学でメディアアートを学んだ後、株式会社ICSにてモバイルアプリ開発やウェブページ制作に携わる。最新のフロントエンド技術を駆使したコンテンツづくりが好きで、暇があればコードを書いている。ICS MEDIAの執筆者としても活動中。近著に『JavaScript コードレシピ集』(技術評論社)がある。
CSS Niteベスト・セッション2018ではベストセッションに選出された。